名古屋の夏はなぜ暑い?

8月。夏本番。外に一歩出ればむっとした熱気、止まらない汗…。今や日本中どこも暑い!しかしその中でも名古屋や特に暑い気がします。名古屋に住んでいる人なら「なんでこんなに暑いの!?」と毎年思わず叫びたくなりますよね。

名古屋の暑さは日本トップクラス?

夏の暑さといえば「熊谷」や「多治見」がしばしば話題になりますが、実は名古屋も侮れません。
2024年の8月上旬、名古屋の最高気温は36〜38℃台が続き、湿度も高いため体感温度は40℃超えに。 同じ頃の他都市の気温を比較すると… 東京:34〜36℃ 大阪:35〜37℃ 札幌:26〜28℃ 那覇(沖縄):32〜33℃(でも湿度は高い) と、名古屋は**「暑さ × 湿度」**のダブルパンチで、まさに体力を奪う猛暑都市なのです。

名古屋がこんなに暑い理由

名古屋の暑さの原因としてよく挙げられるのが以下の3点。 地形の影響:濃尾平野の盆地的な地形で熱がこもりやすい。 都市化とヒートアイランド現象:アスファルトやビルが日中の熱を吸収し、夜になっても放出。 湿度の高さ:海に近いため、東京や大阪よりも「ねっとり暑い」と感じる日が多い。 特に名古屋の暑さは「肌にまとわりつくような不快さ」が特徴で、これがまたキツい…。

昔の夏は涼しかった?

気象庁の記録によると、昭和30年代(1950年代後半)、名古屋の平均最高気温は7月でも30℃前後。 ところが令和の現在は35℃が当たり前。たった数十年で「真夏日」から「猛暑日」へ。 エアコンの普及率もかつては都市部でも50%未満でしたが、今やほぼ100%。それも当然の変化ですね。

ちなみに、日本で初めて40℃を記録したのは1927(昭和2)年7月22日、愛媛県宇和島市の40.2度次いで1933年の山形市(40.8℃)。そして2007年には、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市が41.0℃で並びました。 ※その後も記録更新が続いています。

生物にとって危険な季節になった日本の夏

建設現場、配達、警備、農作業…。屋外で働く人たちにとって、夏は過酷なシーズン。
また、最近のこの猛暑では屋内でも適切に冷房を使用するなどしないと、熱中症の危険は大いにあります。

「暑さに慣れてるから大丈夫」と思っていても、熱中症は“慣れ”を裏切って突然やってきます。熱中症は命にかかわる危険な症状で、症状が出てからでは遅いことも。

外仕事の方は特に、以下を徹底しましょう。

  • こまめな水分補給(1時間に1回は水かスポーツドリンクを)
  • 日陰での定期的な休憩(20分に1回でも効果的)
  • 通気性の良い服、冷却グッズの活用
  • 少しでも「おかしい」と思ったらすぐに休む
  • 周囲の人が異変に気づく
  • ※「声をかけ合う習慣」も、ひとつの命を守る力になります。

今年の夏も、命を守ることを最優先にZEROWINは頑張って仕事をしています。

名古屋の暑さに文句を言いつつも、どうか皆さんも無事に夏を乗り越えてくださいね。